かなりひどい犬の口臭。考えられる原因、お家でできるケア方法は?


家族のアイドル的存在の愛犬の口臭が日増しにひどくなり、
気がついたころには、舐められたりするのも苦痛になってしまうほどの口臭になってしまった・・・。
本当はもっと顔を近づけてスリスリしたいのに、においがきつくて・・・。
なんてことにもなりかねません。
歯磨きガムを普段から食べさせているから大丈夫と思っていたら甘いんです。
愛犬のお口トラブルは飼い主さんの日々のケア次第で起きずに済んでいたかもしれません。
今回は悩みの原因犬の口臭が引き起こされる原因と、
ご自宅で飼い主さんがしてあげられるケア方法をご紹介いたします。

考えられる口からの悪臭の原因

口腔内が乾燥している

人間も鼻炎や鼻づまりなどがあるとつい口呼吸しがちになってしまい、
口の中が乾燥してしまう事が原因で口臭が起ったりしますよね。
犬も同じで、口腔内が乾燥していると口臭が引き起こされてしまうのです。
特にワンちゃんは、夏の暑い日などによく見かけますが『はぁはぁはぁ・・・』と体温調節の為に舌を出して開口呼吸をしていますよね。
やはり、あれによってもお口の中は乾燥してしまいますので、普段より多めに水分を摂る必要があるのです。
ここ数年猛暑が続いておりますので、特に気をつけてあげないといけないのですが、
飼い主さんは、お部屋の温度を適温に調節してあげ、新鮮なお水を与えてあげる事。
乾燥による口臭は、水分をしっかり取らせてあげることが1番。
熱中症対策にもなりますのでしっかり新鮮なお水を常に与えてあげておきましょう。

②歯周病、口腔内疾患が原因の口臭

多いのがこれかと思われます。
ワンちゃんも人間と同じでしっかりケアしてあげなければ、歯垢が溜まってしまいます。
しかもワンちゃんの口にたまった歯垢が石灰化し歯石に代わるまでのスピードは人間よりもずっと早いのです。
歯石になってしまうとさらに厄介なのが、その部分に歯垢がつきやすくなるのです。
こうなると悪循環が生まれてしまいます・・・。
成犬の約8割程度が歯周病になってしまってかもというくらいですので、
珍しい病気ではありませんが、犬のお口トラブルを舐めていてはいけません。
実は放置しているととんでもないことになってしまうのです。
と言いますのも、歯周病になると、歯肉は炎症を起こします、つまり歯肉炎の状態。
しかし、さらに進むと、歯や、歯のまわりの靭帯、さらにさらに、歯を支えている骨にまで炎症が起きます。
想像するだけで恐ろしいのですが、もうこうなってしまったころには、
ワンちゃんの口の中はかなりひどい『腐敗臭』がしている可能性もあります。
また、腐敗臭がお口から感じるようになってしまった時に気をつけておきたいのが口腔内腫瘍。
悪性だったりする場合もあり、その場合は口腔粘膜や歯肉、骨組織などが破壊され、
口臭だけでなく、ワンちゃんは痛みや違和感でご飯が食べられない・・・。なんてことになる可能性もあります。
腐敗臭に加え、食欲不振が現れた場合ただちに動物病院を受診することをおすすめします。
また、食欲がある場合にも、動物病院で歯石の除去をしてもらえますので、
ひどくなってしまう前に一度ご相談をされてみてはいかがでしょうか。

③内臓疾患が原因の時

においの種類が他と少し異なり、酸っぱいにおいがワンちゃんのお口からするという時は内臓疾患があるかもしれません。
胃腸の調子が悪いと人間でも胃酸由来の酸っぱい口臭がありますよね。
ワンちゃんも同じく、胃炎などが引き起こされているとき、
胃酸の分泌が増え、酸っぱいにおいがしてきたり、おう吐することも。
空腹時間が長いと胃酸過多になってしまいおう吐してしまうなんてこともあるのですが、
それ以外の場合は感染症などなにか疾患がかくれている場合がありますので、
動物病院で見てもらう事をおすすめします。

また、アンモニア臭が口からするという時に考えられるのが、腎臓肝臓の疾患の可能性、
便のにおいのような口臭が感じられるという時は、
腸内の内容物がうまく流れていかずひどい便秘が原因で口から便の様な臭いがしてくることがあります。
腸に重篤な症状を起こしている可能性があります。
これらの気になる臭いを愛犬から感じたら動物病院で診てもらうほうが良いかもしれません。

④劣化したペットフードを食べている

ペットフードは保存しやすいドライフードをあげているからウチは大丈夫。
なんてことは言い切れないのです。
実はドライフードであったとしてもフードに含まれている脂質は、
一度開封し、空気に触れてしますと酸化し始めます。
保管をする時は必ず、空気に出来るだけ触れないようにしてあげ、
また、個包装タイプのものにしたり、開封後は出来るだけ早めに為させてあげるようにしてあげましょう。
劣化したフードを食べさせていると、口臭の原因になるだけでなく、
腹痛や下痢などワンちゃんにとってつらい症状が出てしまうかもしれません。

お家でケアする方法は?


自宅で出来るケアとしてはこれもやはり人間と同じで歯磨きをすること。
歯ブラシを使い食べカスを除去してあげる事で歯垢がたまることを防ぐことができ、歯石になるのを防げます。
なかなか口に歯ブラシを入れる事が難しいという方は、
出来る範囲で歯磨きシートなどを使い歯垢をふき取ってあげてください。
だんだんお口の中を触られるのに慣れてきてからしっかりブラッシングを始めてあげれば大丈夫。
あせらず、少しずつ始めてみてください。

まとめ


ご覧いただきありがとうございます。
大切な愛犬のお口のトラブルの原因が深刻になってしまう前に、
しっかりケアしてあげる事が大切なのです。
歯垢、歯石が溜まっているかな?と思われた方は是非今日から歯ブラシ習慣をつけてみてはいかがでしょうか。

Copyright ©気ままなmamaぶろぐ。 All rights reserved.

プライバシーポリシー 執筆者