急浮上している9月入学案。9月入学になるとどうなるかを徹底解説!


新型コロナウィルスの影響で休校が続いており、
新学年に進級したにもかかわらず、1度もまともに授業が出来ていないという方がほとんど。
そこで学習の遅れ問題などを解決すべく現在話し合われている9月入学・始業に変更する案。
しかし、9月入学・始業に変わったら学年の区切りはどう変わるの??など良く分かっていない点が多いですよね。
そこで今回は9月入学・始業に変わるとどうなるか、メリット、デメリットはあるのかなどを解説したいと思います!

学年の区切りが変わってしまう?


これまでは入学、始業時期を4月と定め、4月2日生まれ~翌年4月1日生まれを同学年とし、1年を区切ってきましたよね。
これを9月スタートに変更するとなると、混乱してくるのが学年の区切りではないでしょうか。
本当は同じ学年だったはずのお友達が、お誕生日によっては別の学年になるということになると、
うちの子は今年進級するの?しないの?と頭の中はごちゃごちゃですよね。

例えば・・・
現在の中学1年生は、
2007年4月2日生まれ~2008年4月1日生まれという事になりますよね。
しかし、9月入学・始業にもし変更されるとなると、
2007年9月2日生まれ~2008年4月1日生まれは新中学2年生へ進級、
2007年4月2日生まれ~2007年9月1日生まれはもう一度中学1年生をする?という話しになってきます。

同じ学年の仲よしのお友達と急に学年がばらばらになるというのは子供たちにとってもモヤモヤ感がありそうですし、
親の立場で考えても、なんだか複雑な気分ですよね。
という事で、学年の区切りとしては、これまで通りの4/2~翌4/1までで変更せず、入学や卒業のタイミングのみの変更という案もあるようです。
この案であれば、同学年のお友達と離れてしまったり、いきなり進級になって戸惑うなんてこともないでしょうが、
ずっと学年の切り替わりと入学卒業の時期がずれたままというのもいかがなものなのか・・・。との意見もあり一筋縄にはいかない様子。
ですので、おそらく9月入学・始業の案が導入されるということに仮になったとしても、
かなり整理していかないといけない問題が山積みなので、施行できても2021年9月となることでしょう、と報道されています。

入学、始業時期を9月にするメリットは?

休校による学習の遅れを取り戻せる

やはり、新型コロナウィルスの影響から休校が長期にわたり続いていることによる学習の遅れをうまく取り戻すことが出来るという点ですよね。
2020年の9月~2021年8月までを学習期間として確保できるという事になりますから、
休校により学びの場が奪われたお子様たちの状況を考慮すると必要なのではという意見が目立つのも理解できます。

国際基準に合わせられる

海外では秋に入学制度の学校が多い事はご存知でしょうか。
最近かなり報道されているのですでに耳にされている方も多いかもしれませんが、
国際基準に近づけるという意味でも入学・始業の時期を9月へスライドしようという動きがあるのです。
海外へ留学する学生なんかも最近は増えてきていますので、海外の学校への接続がしやすくなり、グローバル化が図れるというわけですね。

受験生がインフルエンザによる影響を受けにくい

これは確かに!!と受験を経験した方はうなずけるのではないでしょうか。
毎年受験のシーズンが到来するとともにやってくるのがインフルエンザの大流行。
最後の追い込みと必死に勉強している受験生たちにとっては1日も無駄にしたくないもの。
インフルエンザにかかり受験勉強に支障が出てしまったり、大切な試験当日にインフルエンザにかかってしまい試験が受けられなかったなんて事になったらショックなんてもんじゃないですよね。
しかし、9月入学に変更されれば、入試は夏になるため、インフルエンザの影響を心配しなくて良いという訳ですね。
さらに、積雪により、試験会場へたどりつけないなんていう心配もなくなるのでこれは大きなメリットだと言えます。

逆に考えられるデメリットは?

入試のスケジュール

先ほど、入試の時期が夏になることがメリットだと言ったところですが、逆にこれがデメリットであるという考え方もあるのです。
なぜなら受験生は冬の試験に向けスケジュールを組み、目標に向けて日夜努力をしている最中。
学校や塾なども通常通りのスケジュールで入試に向け準備を進めているのに、
急に時期が大幅に変更されるとなれば混乱が予想されます。十分に対応できるかどうかの見極めが重要であると言えます。

子供を扶養する時期が長くなる

実は学生さんだけではなく、世の中のお父さん、お母さんにも実は関わってきます。
9月に入学時期がスライドしてしまうと、卒業の時期も変わってきますよね。
すると、社会人になって巣立っていく時期というのが半年先になるという事。
早く働いて自立をしてくれると助かると考える方も少なくないですから、
学生である時期が長くなることで扶養する時期がおのずと伸びるほか、伸びた半年分の学費の負担はどうなるのかという事もありますよね。
伸びた分の学費が保障されないともなれば親への負担は大きいと考えられます。

採用時期の見直しが必要

学校を卒業し、次に待ち受けているのが就職。
もちろん学校の入学卒業の時期が変わると、企業も新入社員の採用時期を見直す必要が出てきます。
今まで通り春に採用というわけにはいかなくなり、調整する必要が出てきます。
さらに企業にとっては他にも重大な問題があります。
日本では3月を締めとしている企業がかなり多く、会計年度等の調整が必要になったりすることで混乱は避けられないでしょう。

まとめ


最後までご覧くださいましてありがとうございます。
新型コロナウィルスの影響は本当に甚大だという事を毎日思い知らされます。
子供たちが1日も早く日常を取り戻せるような配慮をしてほしい、
また、学生さんたちが社会に安心して踏み出せるような仕組みにして頂きたいと心から思います。
とにかく今は新型コロナウィルスの早い終息を心から祈るばかりです。

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